エピジェネティクスと老化

お久しぶりですー。
Koroです
私からは最新の情報じゃないのですが、老化研究の基礎を勉強したので記事として残したいと思います。
エピジェネティクスについて勉強しました。
エピジェネティクスとは、DNAの配列を変化させずに遺伝子の発現を制御する仕組みのことです。
…難しいですね
例えば、「突然変異」とか「遺伝子組み換え」とかって言葉を耳にしますよね?
それはDNAの配列そのものが変化するものです。
それに対して、エピジェネティクスでは、配列は全く変化しません。生まれた時のままの配列ですが、ちょこっとだけ変化して(修飾されて)、タンパク質が発現したりしなかったりするんです。
そんなエピジェネティクスと老化には密接な関連があるそうです。
ここでちょっと話を変えましょう。
食事制限によって寿命が延びる話は有名ですよね。これまでに複数報告されていますが、例えば京大の西田栄介先生のラボでは、自由摂食と断食を繰り返す食事制限によって、線虫の寿命が60%以上延長したそうです。
このように、私たちの身体は、食事を含む日常の環境に大きく影響を受けています。
そして、そのような外的なストレスにさらされた時、先ほどのエピジェネティクスが起こるのです!!
エピジェネティクスの修飾の一つに「DNAのメチル化」と呼ばれるものがあります。シトシンの5位炭素原子にメチル基が付加される反応で、ヒトでも普段から多くのシトシンがメチル化されているそうです。そして、そのメチル化されたシトシンの量は加齢に伴って減ることが知られているのですが、その一方で特定の遺伝子部分では加齢と共にメチル化が増えるところもあるそうです。
なぜ、加齢と共にメチル化が増えたり減ったりするのかについては、おそらく未だ明らかになってはいなく、そのメカニズムの解明が待たれているところだと思います。
そんなエピジェネティクスの面白いところは、それが可逆的な反応であることです。例えば、加齢により異常なメチル化が起こっても、薬物などによって若い状態に戻せる可能性があるということです。すなわち、老いを防ぐだけではなく、若返りも可能になる研究領域ではないでしょうか。
また、詳細は論文を読んでいないのでわかりませんが、遺伝子操作によりDNAの修飾を誘導すると、寿命に変化が見られた報告もあるそうです。
これは要チェックですね!!
今回は基礎的なお勉強で終わってしまいましたが、最新の研究情報もフォローできるように頑張りたいなと思います

なかなか仕事が忙しいので時間が取れないのが悩みです…
この記事は、旧ブログ『私たちは死なない』(Ameba)からの移行記事です。