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成分マスタ臨床証明レベル: 3

TMG(トリメチルグリシン/ベタイン)

TMG(トリメチルグリシン)、別名ベタインは、テンサイやホウレンソウなどの植物に豊富に含まれるアミノ酸誘導体である。体内でメチル基(-CH3)を提供する「メチル基供与体(メチルドナー)」として機能する。高ホモシステイン血症(心血管疾患の独立したリスク因子)を低下させる医薬品としてFDAに承認されているほか、近年の抗老化研究においては、NMNやNRなどのNAD+前駆体を摂取した際に生じる「メチル基の枯渇」を防ぎ、DNAのメチル化(エピジェネティック制御)を正常に保つための必須サポート成分として位置づけられている。

Target Hallmarks
🧬ゲノム不安定性
テロメア短縮
🎛️エピジェネティクス変化
🧩タンパク質恒常性の喪失
🔄マクロオートファジーの機能低下
🍽️栄養センシングの異常
🔋ミトコンドリア機能障害
🧟細胞老化
🌱幹細胞の枯渇
📡細胞間コミュニケーションの異常
🔥慢性炎症
🦠ディスバイオーシス(腸内細菌叢の乱れ)

作用機序(メカニズム)

体内のメチオニン回路において、TMGは自身の持つ3つのメチル基のうち1つをホモシステインに供与し、無害なメチオニンへと変換(再メチル化)する。具体的な作用機序とエビデンスは以下の通りである。 1. ホモシステインの無毒化と心血管保護 メタアナリシスにおいて、1日4g以上のTMG摂取は血漿ホモシステイン濃度を健常者および高ホモシステイン血症患者の両方で有意(約20%)に低下させることが確認されている論文。これにより心血管疾患のリスクを低減する。 2. NAD+前駆体によるメチル基枯渇の予防 NMNやNRの大量摂取により細胞内のNAD+が増加すると、使用済みのニコチンアミドはメチル化されて「N1-メチルニコチンアミド(MeNAM)」として尿中に排出される。この代謝経路において体内のメチル基が大量に消費されるため、TMGによるメチル基の補給を行わない場合、エピジェネティクス異常を引き起こす懸念が指摘されている論文。 3. 脂肪肝(NAFLD)の改善 メチル基は肝臓におけるVLDLの合成と脂質の搬出に必須である。RCT(ランダム化比較試験)において、TMGの摂取は非アルコール性脂肪肝の患者の肝機能数値を改善し、脂肪の蓄積を減少させることが報告されている論文。 4. 運動パフォーマンスの向上 筋肉内のクレアチン合成を促進し、細胞内浸透圧を調整する。メタアナリシスにより、TMGの摂取がレジスタンストレーニングにおける筋力およびパワー出力を有意に向上させることが実証されている論文。 5. エピジェネティックな若さの維持 DNAのメチル化パターンの異常は「老化のホールマーク」の一つである。TMGはメチル基の主要な供給源であるSAM(S-アデノシルメチオニン)の生成を直接的に助け、細胞の健全な遺伝子発現(エピジェネティック・クロック)を維持する論文

科学的根拠(エビデンス・論文等)

メタアナリシスJournal of Chiropractic Medicine

Betaine supplementation decreases plasma homocysteine in healthy adult participants: a meta-analysis

📌 概要:健常成人を対象としたメタアナリシスの結果、1日4gのベタイン(TMG)補給が血漿ホモシステイン濃度を確実に低下させることが示された。心血管疾患予防に対する有効な栄養介入であることが結論付けられている。

2013-03-01 発表論文を読む
in vivo試験(マウス)The Journal of Nutrition

Nicotinamide Riboside and Nicotinic Acid on Hepatic Steatosis and Methyl-Donor Metabolism

📌 概要:NAD+前駆体の摂取がメチル供与体代謝に与える影響を調査。過剰なニコチンアミド排泄プロセスがメチル基プールを枯渇させることを示唆し、NAD+療法におけるメチル基供与体(TMG等)の同時補給の必要性を裏付ける生化学的根拠となった。

2017-04-12 発表論文を読む
人間での臨床試験The American Journal of Gastroenterology

Betaine, a promising new agent for patients with nonalcoholic steatohepatitis: results of a pilot study

📌 概要:非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)患者に対するTMG投与のパイロット試験。肝酵素(ALT/AST)の有意な低下、肝臓の脂肪沈着および炎症レベルの顕著な改善が組織学的に確認された。

2001-09-01 発表論文を読む
人間での臨床試験Journal of the International Society of Sports Nutrition

Ergogenic effects of betaine supplementation on strength and power performance

📌 概要:レジスタンストレーニングを行う男性を対象としたプラセボ対照二重盲検試験。14日間のベタイン(TMG)補給により、スクワットおよびベンチプレスにおける筋力、筋肉の持久力、全体的なパワー出力が有意に向上した。

2010-07-19 発表論文を読む
人間での臨床試験PNAS

A common mutation in the 5,10-methylenetetrahydrofolate reductase gene affects genomic DNA methylation through an interaction with folate status

📌 概要:メチル基供与体(葉酸やベタイン)の不足が、DNA全体のメチル化状態(グローバルメチル化)を低下させ、エピジェネティックな不安定性を引き起こすことを人間で確認。老化による遺伝子発現異常を防ぐために十分なメチル基供給が必要であることを示す基礎的研究。

2002-04-16 発表論文を読む

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