ナイアシンアミド(NAM)
ビタミンB3の一種であり、NMNやNRと同じく体内でNAD+を作り出す前駆体です。最大の特徴は「圧倒的な安価さ」と、美容液などにも使われる「肌への高い有効性」です。よく似た名前の「ナイアシン(ニコチン酸)」を大量摂取した際に起こる、皮膚が赤く熱くなる「ナイアシンフラッシュ」という強烈な副作用が、このナイアシンアミド(NAM)では一切起こらないという大きなメリットがあります。ただし、安価なNAD+ブースターとして優れている一方で、高用量(1日1000mg以上など)を摂取しすぎると、逆に長寿遺伝子[サーチュイン長寿遺伝子とも呼ばれ、NAD+を燃料として働く酵素群(SIRT1〜7)。DNA修復やミトコンドリアの活性化を担う。]の働きを阻害してしまうという生化学的な罠があるため、長寿目的での大量摂取には知識が必要な成分です。
肉類、魚類、豆類などに豊富に含まれており、通常の「ペラグラ(ビタミンB3欠乏症)」を防ぐという目的であれば、食品からの摂取で十分です。 しかし、「加齢で低下するNAD+を若者レベルに引き上げる(アンチエイジング)」という目的においては、食品からの摂取だけでは不十分です。その最大の理由は、年齢とともにナイアシンアミドをNAD+に変換する酵素(NAMPT)自体の働きが衰えてしまうからです。つまり、食品からどれだけナイアシンアミドを摂っても、老化によって変換工場が老朽化しているため、結局NAD+は作られずにダブつき、逆にサーチュイン長寿遺伝子とも呼ばれ、NAD+を燃料として働く酵素群(SIRT1〜7)。DNA修復やミトコンドリアの活性化を担う。を阻害してしまう「ネガティブ・フィードバック」の罠に陥ります。 これが、衰えた工場(NAMPT)をバイパスして直接NAD+になる「NMN」や「NR」が重宝される決定的な理由です。
作用機序(メカニズム)
科学的根拠(エビデンス・論文等)
A Phase 3 Randomized Trial of Nicotinamide for Skin-Cancer Chemoprevention
📌 概要:非黒色腫皮膚ガンの発症リスクが高い患者を対象とした第3相RCT(ONTRAC試験)。ナイアシンアミド(1日500mgを2回)を1年間摂取したグループは、プラセボ群と比較して新たな皮膚ガンの発症率が23%減少したことを証明した、皮膚科学における超有名な論文。
Inhibition of silencing and accelerated aging by nicotinamide, a putative negative regulator of yeast sir2 and human SIRT1
📌 概要:ナイアシンアミド(NAM)が高濃度に存在すると、長寿遺伝子であるサーチュイン(SIRT1)の活性を強力に阻害してしまう(ネガティブフィードバック)ことを発見した基礎研究。NAD+ブースターとしてNAMを大量摂取することへの強烈な警鐘となっている。
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