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Ingredient · 成分マスタ

カルノシン(Carnosine)

HumanLv 2/Animal/MechLv 2

β-アラニンとL-ヒスチジンから構成されるジペプチドであり、骨格筋や脳、神経組織に高濃度で存在します。最大の特徴は、タンパク質と糖が結びついて生じる終末糖化産物(AGEs)の生成を抑制する「抗糖化作用」です。加齢による組織の硬化や機能低下を防ぐ物質として研究されており、微小血管機能や運動パフォーマンスに関する臨床試験が行われています。

Target Hallmarks

01ゲノム不安定性
02テロメア短縮
03エピジェネティクス変化
04タンパク質恒常性の喪失
05マクロオートファジーの機能低下
06栄養センシングの異常
07ミトコンドリア機能障害
08細胞老化
09幹細胞の枯渇
10細胞間コミュニケーションの異常
11慢性炎症
12ディスバイオーシス(腸内細菌叢の乱れ)

Food — 食品からの摂取可否

食品から摂れるか

食事+α

牛肉・豚肉(特に赤身)・鶏胸肉に豊富(畜肉由来のみ)。抗糖化効果を期待する用量(500-1000mg)を食事から達成するには肉500g以上必要

主な食材 / 1食目安 → 含有量

  • 01
    牛肉(赤身)100g約200-400mg★ TOP
  • 02
    鶏むね肉100g約180-400mg
  • 03
    豚肉(赤身)100g約200-300mg

臨床用量

500-1000mg/日 (抗糖化・腎機能サポート)

サプリ推奨量

500-1000mg/日 (β-アラニンも代替候補)

結論

畜肉を毎日200-300g食べる人なら食事+αで充分。ベジタリアンや肉嫌いな人はサプリ必須。β-アラニン(カルノシンの前駆体)で代替する選択肢もあり。

Mechanism

作用機序(メカニズム)

主要なメカニズムは、抗糖化作用(メイラード反応の阻害)およびpH緩衝作用です。

1. タンパク質の糖化(AGEs生成)の阻害12 カルノシンは、糖とタンパク質が結合して不可逆的なダメージを与える「糖化(メイラード反応)」の過程に介入します。自らが身代わりとなって糖と結合することで、体内の重要なタンパク質が変性し、AGEs(老化原因物質)となるのを防ぐことが確認されています1

2. 微小血管機能と炎症マーカーの改善34 2026年に発表されたランダム化比較試験において、慢性冠症候群の患者にカルノシンを豊富に含む食品を投与した結果、微小血管の血管拡張機能が向上し、抗炎症性の指標が改善されたことが報告されています3。また、スポーツ選手における運動時の乳酸蓄積の緩衝とパフォーマンス向上についても実証されています4

食品からの摂取目安とサプリの必要性(難易度:中)

鶏肉、牛肉、豚肉などの肉類に多く含まれています。日常的に肉を摂取する食事においてはある程度の量が補給されますが、カルノシンは血中のカルノシナーゼという酵素によって速やかに分解されるため、より持続的な効果や高用量(500〜1000mg)を目的とする場合は、サプリメント(または前駆体のβ-アラニン)が利用されます。