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成分マスタ臨床証明レベル: 3

レスベラトロール

ブドウの果皮等に含まれるポリフェノールであり、サーチュイン遺伝子(SIRT1)の活性化物質として長年研究されています。 【ITP試験と長寿研究における最大の論争】 アメリカ国立老化研究所(NIA)が主催する最も厳格な動物寿命試験「ITP(介入試験プログラム)」において、レスベラトロールは「健康なマウスの寿命を延ばす効果がない(寿命延長の失敗)」という結果に終わりました。 この結果を受け、現在の長寿研究界隈では見解が大きく2つに分かれています。 1. 否定派(ピーター・アティア医師など): ITPで効果が証明されなかった以上、寿命延長効果は期待できないと見なし、自身のプロトコルから除外しています。過去の良好なデータは「高カロリー食の悪影響を相殺しただけ」という見方をしています。 2. 推進派(デビッド・シンクレア博士など): レスベラトロールは吸収率(バイオアベイラビリティ)が極めて低いため、ITPのように通常の餌に混ぜて投与する手法では体内に吸収されなかったと反論しています。オリーブオイルやヨーグルトなどの脂質と一緒に適切に摂取することで初めて効果を発揮すると主張し、現在でもNMNのアクセル役として推奨しています。

食品からの摂取目安とサプリ的補足
摂取難易度:

赤ワインやブドウの皮に含まれていますが、その含有量は微量(赤ワイン1杯あたり約1mg以下)です。基礎研究や臨床試験で代謝改善やSIRT1活性化の目的で使用される用量(100〜500mg/日以上)を食品から摂取することは現実的ではなく、アルコールの過剰摂取等の害が上回るため、サプリメント(トランス型レスベラトロール)での補給が推奨されます。

Target Hallmarks
🧬ゲノム不安定性
テロメア短縮
🎛️エピジェネティクス変化
🧩タンパク質恒常性の喪失
🔄マクロオートファジーの機能低下
🍽️栄養センシングの異常
🔋ミトコンドリア機能障害
🧟細胞老化
🌱幹細胞の枯渇
📡細胞間コミュニケーションの異常
🔥慢性炎症
🦠ディスバイオーシス(腸内細菌叢の乱れ)

作用機序(メカニズム)

主要なメカニズムは、SIRT1の活性化およびAMPK経路の刺激です。 1. サーチュイン遺伝子の活性化とカロリー制限模倣論文論文 レスベラトロールは、NAD+依存性の脱アセチル化酵素であるSIRT1に直接または間接的に結合してその活性を高めます。これにより、カロリー制限を行った際と同様のミトコンドリア生合成および抗酸化酵素の誘導が引き起こされます論文。 2. 関節・血管機能などに関する臨床評価論文論文 2026年に報告されたランダム化比較試験において、変形性膝関節症患者に対するレスベラトロールの投与が、姿勢バランスの改善と関節機能の維持に寄与することが示されています論文。また、高血圧患者における微小血管機能への影響を評価する試験等も継続して行われています論文

科学的根拠(エビデンス・論文等)

動物実験Nature

Resveratrol improves health and survival of mice on a high-calorie diet

📌 概要:健康状態と寿命の維持。

2006-11-16 発表論文を読む
人間での臨床試験Cell Metabolism

Calorie restriction-like effects of 30 days of resveratrol supplementation on energy metabolism and metabolic profile in obese humans

📌 概要:肥満の健康な男性にレスベラトロールを30日間投与した結果、代謝プロファイルに「カロリー制限(断食)をした時と全く同じ変化」が起き、長寿経路の活性化と血糖値の有意な改善が確認された。

2011-11-02 発表論文を読む
人間での臨床試験The Journal of Neuroscience

Effects of resveratrol on memory performance, hippocampal functional connectivity, and glucose metabolism in healthy older adults

📌 概要:健康な高齢者にレスベラトロールを26週間投与した結果、脳の海馬の機能的接続が強化され、単語の記憶力(ワーキングメモリ)と脳内の糖代謝がプラセボ群に比べて有意に向上した。

2014-06-04 発表論文を読む
人間での臨床試験(メタアナリシス)Clinical Nutrition

Effect of resveratrol on blood pressure: A systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials

📌 概要:複数のランダム化比較試験を解析した結果、高用量(1日150mg以上)のレスベラトロールの経口摂取が、心血管疾患の主要なリスクである収縮期血圧を大きく低下させることが実証された。

2015-02-01 発表論文を読む
人間での臨床試験Explore (NY)

Improvement in postural imbalance with intake of resveratrol (polyphenolic phytoalexin) in patients of knee osteoarthritis.

📌 概要:2026年のRCT。変形性膝関節症患者に対するレスベラトロールの投与が、姿勢バランスの改善と関節機能の維持に寄与することを示した。

2026-03-01 発表論文を読む
細胞実験・動物実験Nature

Small molecule activators of sirtuins extend Saccharomyces cerevisiae lifespan.

📌 概要:レスベラトロールがSIRT1を強力に活性化し、酵母の寿命を延長させることを発見した、シンクレア博士らによるアンチエイジングの画期的研究。

2003-09-11 発表論文を読む

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