ダサチニブ(Dasatinib)
本来は慢性骨髄性白血病(CML)の治療に用いられるチロシンキナーゼ阻害薬(分子標的薬)です。しかし2015年にメイヨークリニックの研究で、ケルセチンと併用する「D+Q療法」が、蓄積した老化細胞を死滅させる世界初の『セノリティクス加齢により体内に蓄積し、周囲に炎症性物質を撒き散らす「老化細胞(ゾンビ細胞)」を選択的に死滅・除去する薬効群。(Senolytics)』であることが発見されました。現在、特発性肺線維症(IPF)や糖尿病性腎臓病、アルツハイマー病など、加齢に伴う難治性疾患に対する老化細胞除去アプローチとして、人間での臨床試験が最も進んでいる医薬品です。
ダサチニブは完全な「処方箋医薬品(抗がん剤)」であり、食品やサプリメントから摂取することは不可能です。アンチエイジング目的で個人的に使用するには副作用のリスクが高すぎるため、専門医の管理下での臨床試験に限られます。
作用機序(メカニズム)
科学的根拠(エビデンス・論文等)
The Achilles' heel of senescent cells: from transcriptome to senolytic drugs
📌 概要:ケルセチン単体では内皮細胞の老化を防ぎ、ダサチニブとの併用(D+Q)によって広範な老化細胞の除去が可能になる世界初のセノリティクス療法を発見。
Senolytics decrease senescent cells in humans: Preliminary report from a clinical trial of Dasatinib plus Quercetin in individuals with diabetic kidney disease
📌 概要:人間の患者に対してダサチニブとケルセチン(D+Q)を投与した結果、わずか11日間で脂肪組織中の老化細胞が有意に減少することを実証した。
Senolytic therapy in mild Alzheimer's disease: a phase 1 feasibility trial.
📌 概要:軽度アルツハイマー病患者に対するD+Qの世界初のフェーズ1試験。薬剤が血液脳関門(BBB)を通過して脳内に到達し、脳脊髄液中のSASP因子やアミロイドβ関連バイオマーカーを実際に変化させることを証明した。
Senolytics dasatinib and quercetin in idiopathic pulmonary fibrosis: results of a phase I, single-blind, single-center, randomized, placebo-controlled pilot trial on feasibility and tolerability.
📌 概要:特発性肺線維症(IPF)患者に対するプラセボ対照フェーズ1試験。2019年のパイロット試験をさらに厳密にしたもので、D+Q療法の高い安全性(忍容性)が確認され、本格的なフェーズ2への道を開いた。
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